伊藤 義彦

1951年山形県生まれ。1977年、東京綜合写真専門学校卒業。35ミリ版ハーフサイズのカメラで撮影したフィルム一本分全部を、一枚の印画紙の上に焼き付けた独特なコンタクトプリント作品を発表。撮影したそれぞれのコマが全体の中で占める位置を綿密に計算、想定し、一枚のコンタクトシートが一つの絵を作り出す作品や、作者と対象の間に存在する、目に見えない時間や意識の流れを一つの画面の中に表現した。

また、2000年頃からはこれまでの手法から離れ、プリントを裂き、イメージを継ぎ合わせ再構築することにより、時間を凝縮させた独特の世界観を表現した「パトローネ」シリーズを発表。使用していた印画紙の生産中止により「パトローネ」シリーズの制作を断念し、2015年頃よりフロッタージュ作品の制作を始める。

近年の主な個展に、「Contact Print Stories」1839 Contemporary Gallery(台北、2018年)、「時空的錯置」泰吉軒(北京、2018 年)、「箱のなか」PGI(東京、2017年)がある。

 

 

 

 

PGI Exhibitions

2022.03.23-04.28 フロッタージュ  -フィルムの中-
2017.01.13-03.04 箱のなか
2010.02.18-03.31 時のなか
2006.09.04-10.06 水のなか
2004.04.14-05,28 蓮の泡
2000.11.06-12.06

パトローネ

1998.05.07-06.12

「影のなか」

1996.09.05-10.05

「風と蝸牛」

1994.09.01-09.30

「観ること・観つづけること」

 

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2023.03.30-06.28 写真表現と技法の結晶化」フジフイルム・フォトコレクション特別展 フジフイルム スクエア 写真歴史博物館
2018.11.10-12.20 「Space Time –misplacement– 時空的錯置」 泰吉軒(北京)
2018.05.26-07.08 Contact Print Stories」 1839 Contemporary Gallery(台北)