リンダ・コナー

アメリカ

1944年、ニューヨーク生まれ。1967年にロード・アイランド・スクール・オブ・デザインを、1969年にイリノイ工科大学デザイン科修士課程修了し、同年よりサンフランシスコ・アート・インスティテュートで教鞭をとっている。
リンダ・コナーは、P.O.P.(Printing-Out Paper 焼き出し紙)という印画紙に8×10インチのネガを密着焼付けさせた方法で作品を発表しており、身近なものを撮影した初期の作品から、自然や古代建築、遺跡、西洋の文明圏ではない地域へと撮影する対象を広げていき、1970年代末以降、インド、ネパール、チベット、ハワイ、エジプト、カンボジアなどを旅して、人智のおよばない自然風景や、畏敬の対象となる自然風景、聖なる場所を撮影。対象を見て感じ取ることに重きを置き、理屈ではなく、目に見えるものを深く洞察することによって目に見えないものを明らかにしている。8×10の密度の高い作品が特徴的である。
米国芸術基金およびグッゲンハイム奨学金を受けている。また作品は多くの美術館にコレクションされている。

 

PGI Exhibitions

2003年 リンダ・コナー作品展
1985年 「Photographs: 1972−1985」
CV