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2007.7.3-14 : 10 Days Exhibition vol.15 鈴木理恵「my own mute」 プリント

 

私が六年間すごした中学と高校の校舎。
教室のドアの向こうの廊下には外を遮る壁が無かった。
晴れた日にはそこから日が射し込み、まぶしく光っていた。私はいつも、その廊下を、日影になった階段から見つめていた。
階段の影にはひんやりとした風が吹き、肌の表面にほんの少しだけ、廊下に降り注ぐ太陽の温度を感じることができた。

写真を撮っていると、その時の温度や風景を思い出す。

みんなが廊下を賑やかに歩き回る中、ほんの一瞬静かな空気が見える時があった。
毎日変わらない廊下には、そんな時間が日常の喧噪と共に流れていたのだ。

今日もいつものように時間が流れる。
建物や木が街の喧噪の中に静かに存在している。ふと目を止めた時、それらが、ギュッと停止して緊張感を帯びた輝きを放つ風景へと変化する一瞬が見たくて私は写真を撮る。



 

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