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2007.8.2-14 : 10 Days Exhibition vol.17 藪本絹美「肌理」 |
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肌 理 – The surface of material world –
今回、「肌理」-The surface of material world - と題したものは、主に2004年から2007年にかけて撮影をしたもので、当時は「肌理」と「物質的恍惚」というタイトルで別々のものと捉えていたものを1度1つにまとめその中から再構成したものです。人工物と自然物、動物的生命とがそれぞれ単独に存在しているのではなくそのどれもが「肌理」を持ち風景の中に同時に混在しています。
高校の生物学で知った「肌理」という言葉は妙な違和感を持って私の中にあり続けました。感光したフィルムや印画紙にできている眼に見えない画像のように、潜像が現像処理によって姿を現すように私の中に隠れていた「肌理」という言葉が写真という装置によって再び眼の前に現れて来たのです。
また、「物質的恍惚」の中で著者ル・クレジオは「物質的恍惚」とは物質文明がもたらすさまざまな陶酔をさすものではなく動物的生命と人間的時間をも包容して尚も永遠に無時間的に存在する物質に対する恍惚を述べたものだと言っています。
私は今写真を撮ることであいまいにではなくシャープな画像を通じて見えてくるものがあるのではないかと思っています。
2007年5月18日
藪本 絹美
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