| 2001.9.3-29 : 三好耕三 「富士登」 |
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展示内容: 三好耕三はここ数年夏の行事として若い友人達を誘い、ひと夏に二度の富士登(ふじのぼり)を慣行しています。一度は自分の足で登ることが目的で、撮影は二の次でしたが、目の当たりにした光景はやはり写真家三好耕三の絶好の被写体となりました。これまでの平地での撮影状況とは違い、地上でも天でもなく、傾斜の続く別天地は作者を魅了しました。そこは、「いつ、何処で、何が、誰が」をうち消した全く別の時空の中なのでした。 ファインダーを覗いて、引くことも寄ることもできない、ましてや8x10インチの大型カメラを担いで登ることも無謀なことであり、三好は下山するたびに、次は辞めようと思いつつも、また撮影を続けました。富士登に備えて、数ヶ月前から足腰のトレーニングを始めた三好は、五合目で充分に呼吸を整え身体を慣らすと、夕刻から20時間におよぶ山行を始めます。八合目あたりでようやく夜明けを迎えると、撮影をしながら頂上を目指します。延々登り続けて、やがて昼頃に山頂に到着。あとは無事に下山することだけを考えるのでした。 この「富士登」の作品は、現実世界の断片に潜む複雑に絡み合った現象を捉えてきた三好耕三の、これまでの作品群を網羅するような精神世界を現わしていると言えるでしょう。
出展作家: |
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