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2003.12.3-2004.1.30 : リンダ・コナー 作品展 プリント


リンダ・コナー 作品展
Linda Connor: Photographs

2003年 12月3日(水)〜2004年1月30日(金)

* 年末年始休館 12月20日(土)〜2004年1月6日(火)

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展示内容:
アメリカの写真家リンダ・コナーの作品が日本で最初に紹介されたのは1985年のことでした。初期の作品は、8x10インチのカメラに古いレンズを付けて身近なものを撮影したソフトフォーカスの作品でしたが、1979年にそれらを収録した写真集「Solos」を出版するとコナーは、現実としての対象を写真で捉えようとする方向に向かい、自然や、古代建築、遺跡、西洋の文明圏ではない地域へと撮影する対象が広がってゆきました。1970年代の終わりにインドを初めて撮影して以来たびたびインドを訪れ、また、カンボジア、タイ、インドネシア、ネパール、チベット、トルコ、イスラエル、ヨルダン、エジプトなどに出かけ、風景や人々を8x10インチのカメラで撮影しています。

コナーの作品の特徴は、初期の頃から変わらずに好んで行っているプリント方法にあります。P.O.P.(Printing−Out Paper 焼き出し紙)という印画紙に8x10インチのネガを密着焼付けするものですが、極めて感度が低く紫外線にしか感光しないため、太陽光で露光する場合10分から数日間の露光が必要であると言われています。 8x10で撮影された緻密な画像は、P.O.P.のもつ独特の豊かな諧調によって、より一層深みのある作品になっています。P.O.P.を用いた自然光による焼き付けは、コナーの一連の制作過程において、何かのおまじないか儀式のようなものを連想させます。

自身の作品についてあまり多くを語らないコナーですが、写真について「説明しようとするよりも、言葉で言い表せないままにしておく方が良いと思っている。言葉にして述べることは、写真という直観的な認識とはまったく逆のものになってしまう。」と語っています。そして、「現実はつきることのない魅力に溢れていて、それが単に『現実』であるからこそ、頭で考えるよりももっと良く判る、と私は思う。」と述べています。

本展は、2003年インド北部のラダックで撮影された最新作も含めて、25年に及ぶコナーの制作活動を概観するものです。 P.O.P.にプリントされたモノクローム作品50余点を展示いたします。

出展作家:
Linda Connor(リンダ・コナー)
1944年ニューヨーク生まれ。ロード・アイランド・スクール・オブ・デザイン卒業。1969年イリノイ工科大学修士課程修了後、サンフランシスコ・アート・インスティテュート写真科の講師となる。1976年および1988年、米国芸術基金を受ける。1979年 グッゲンハイム奨学金を受ける。現在サンフランシスコ・アート・インスティテュート写真科教授。
主な個展に「Linda Connor」シカゴ美術館(1988年),「Earthly Constellations」サンフランシスコ近代美術館(1992年)、「Linda Connor: Music of the Spheres」ポール・コペイキン・ギャラリー(2000年)がある。「Mirrors and Windows」ニューヨーク近代美術館(1977年)、「Between Home and Heaven」ナショナル・ミュージアム・オブ・アメリカン・アート(1991年)、「Stones of Faith, Stones of Peace」ジューイッシュ・ミュージアム(1996年)、「Measure of Nature」シカゴ美術館(1998年)など、多数のグループ展に出品している。

 

 
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