鈴木理策

風を見る 山にさわる

2001.8.3(金) - 8.31(金)
Photo Gallery International

鈴木理策

風を見る 山にさわる

2001.8.3(金) - 8.31(金)
Photo Gallery International

  • ©Risaku Suzuki

写真家 鈴木理策氏は、恐山、熊野といった聖地への旅をまとめた写真集「Piles of Time」で、昨年度の第25回木村伊兵衛賞を受賞しました。

 

今回の展覧会で発表される新作は、近代絵画の父と呼ばれるセザンヌが30点以上もの油彩画に描いたことで知られる サント=ヴィクトワール山(Mont Sainte – Victoire)への旅をテーマとしたものです。

 

時間と空間を移動していく旅の中で、何気ないシーンを連続的な写真でとらえ、あらたなシークエンスを再構成することによって、見る者に時間と記憶を追体験させようとする鈴木氏の一連の作品は、写真表現の可能性を探る試みとして、近年高い評価を得てきました。

 

絵画に描かれたことで知られるサント=ヴィクトワール山へのアプローチは、これまで鈴木氏がテーマとしてきた聖地や神話と同様に、単なる旅の再現ではなく、そこにまつわる歴史や普遍的な記憶のイメージへのアプローチでもあります。

鈴木理策 (すずき りさく)
1963年 和歌山県生まれ。 1987年 東京綜合写真専門学校研究科を卒業。 主な個展に1990年「True Fiction」吉祥寺パルコギャラリー、1992年「White Sands」P.G.I.、1993年「Double Life」P.G.I.、1994年「鳥居とその周辺」ポラロイドギャラリー、1996年「15:10 Osorezan」銀座ニコンサロン、1997年「Izanami」P.G.I.芝浦、2000年「SASKIA」P.G.I.芝浦、などがある。 1998年に「KUMANO」、1999年に「Piles of Time」(共に光琳社)、2000年に「SASKIA」(リトルモア)などの写真集を出版する。
「Piles of Time」により第25回木村伊兵衛賞を受賞。 現在、作家活動のほか、東京綜合写真専門学校および早稲田大学で非常勤講師を勤める。