石井宏明

Strange garden

2013.11.20(水) - 12.21(土)
Photo Gallery International

石井宏明

Strange garden

2013.11.20(水) - 12.21(土)
Photo Gallery International

  • ©Hiroaki Ishii

石井宏明のフォト・ギャラリー・インターナショナルでの二回目の個展となる本展では、「Strange garden」と題し、人体と植物をモチーフとしたプラチナプリントによる作品をご覧いただきます。
この作品は、作者が植物に魅かれて撮影を続ける中で、植物と人体が似ていることに気がついたことがきっかけとなりました。

 

石井は、前展「幻の扉:La porte de l’illusion」では現実の世界を写真に写し出すことで、死を想わせるような荘厳な瞬間や堆積した時間の層を連想させる、新たなイメージへと異化させました。
今回の作品でも、モチーフである人体と植物を写真に撮ることで、ただその外側を見ているだけではたどり着くことのできないビジョンの深層を探り、プラチナでプリントすることでそのビジョンの具現化を試みています。
撮影は、被写体となる植物をまず何日も眺めることから始まります。そして、レオナルド・ダ・ヴィンチがしたように、「物をよく見る」ためにそれらを鋏やナイフで解体していきます。
「ヒトと植物という全く別のものが似ているのはどうしてなのだろうか?」という問いは、撮影を進めるうちに「何十億年という想像もできない昔に地球に初めて生まれた有機体が始祖となり、現在がある」という実感に繋がり、このビジョンを視覚化したいという欲望でシャッターを切っていると言います。

 

本作では、より深い階調で表現力に幅のあるプラチナプリントで、人体の肌理と植物の手触りを表現しています。
プラチナパラジウムプリント20余点を展示致します。

石井 宏明(いしい ひろあき)
1957年埼玉県生まれ。1979年日本大学芸術学部写真学科卒業。
主な個展に「STILL, and GO」Egg Gallery(東京 1992年)、「Doppelgänger」Egg Gallery(東京 1994年)、 「Silent tulip」秀友画廊(東京 1994年)、「naturele」Konicaプラザ・ギャラリー(東京 1995年)、「Silent tulip」ギャラリープリンツ(京都 1996年)、「Cadenza」Egg Gallery(東京 1996年)、「Liaison」ほかりファインアートギャラリー(東京 1996年)、「L’hiver –冬」Egg Gallery(東京 1997年)、「DoppelgängerII」Egg Gallery(東京 1999年)、「幻の扉:La porte de l’illusion」フォト・ギャラリー・インターナショナル(東京 2011年)。

 

コレクション
パリ国立図書館写真部門(フランス)