石元泰博

両界曼荼羅

2011.11.7(月) - 12.22(木)
Photo Gallery International

石元泰博

両界曼荼羅

2011.11.7(月) - 12.22(木)
Photo Gallery International

  • ©Kochi Prefecture, Ishimoto Yasuhiro Photo Center

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石元泰博写真集「両界曼荼羅—東寺蔵 国宝『伝真言院両界曼荼羅』の世界」(平凡社刊)の刊行にあわせて作品展を開催致します。

1973年に京都東寺(金光明四天王教王護国寺秘密伝法院)にて撮影され、1977年に平凡社より写真集「伝真言院両界曼荼羅」、西武美術館にて写真展「石元泰博写真 曼荼羅展」として発表されました。

 

東寺の両界曼荼羅は彩色の両界曼荼羅図としては現存最古のもので、金剛界曼荼羅、胎蔵界曼荼羅の二幅から成っています。国宝でもあるこの両界曼荼羅は、東京国立博物館で開催された「空海と密教美術展」で公開されたことも記憶に新しいことと思います。

 

約180x150cmの大作を、石元は4×5判と6×6判のカメラを使って約2週間で5000カットを撮影し、緻密な細部、マチエールを写し出しました。また、1977年発刊の写真集の印刷にあたっては、曼荼羅が描かれた当時の色の再現を意図したと言います。

 

石元は、全体を構成する細部に踏み入り写すことで、全体が表す世界を見せたこの作品について、人生観の転換点となったと語っています。

 

仏教、そして仏教美術の『わび』『さび』から連想される禁欲。その反対側にあるエロス。石元は、「エロス」が無ければ物は生まれないのでは、という思いが出発点となり、「エロスあふれる菩薩のアップ」を撮り始めたと言います。

 

肉眼で見るよりもレンズを通してファインダーに現れる像に魅せられ撮影したと言うこの「両界曼荼羅」は、インドから中国、朝鮮、日本と渡った仏教のロマンを写し出してもいます。

 

本展ではカラープリント作品36点を展示いたします。

石元泰博写真集「両界曼荼羅—東寺蔵 国宝『伝真言院両界曼荼羅』の世界」

著者:石元泰博
序文:辻井喬(作家) 
解説:真鍋俊照(四国大学教授 仏教美術史)
造本・装丁:太田徹也
B4変形判 上製 256頁 (4色222頁) 
予価:23,100円(消費税込み)
刊行:平凡社
2011年11月23日発売予定

 

生き生きと躍動し、エロスさえ漂わせる極彩色の仏たちが、苦悩と不安にみちた心を智恵と慈悲で照らし、安らぎへと導く。めくるめく曼荼羅の宇宙を活写した豪華愛蔵版。

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石元 泰博 (いしもと やすひろ)
1921年サンフランシスコ生まれ。1924年から39年まで高知で過ごす。1939年単身渡米。シカゴのインスティテュート・オブ・デザイン(通称ニューバウハウス、後にイリノイ工科大学に編入)写真科に学び、1952年卒業。
1953年帰国。1958年から61年まで再びシカゴに滞在。1969年に日本国籍を取得。以後、日本を拠点として制作を続けている。平成8年度文化功労者。
「シカゴ」や「東京」を捉えたシリーズ、そして「桂離宮」、「曼荼羅」、「伊勢神宮」などの作品で知られる。高知県立美術館、シカゴ美術館、ヒューストン美術館、東京国立近代美術館、東京都写真美術館などに作品がコレクションされている。