清家冨夫

LIGHT ON DUST - Glynde Forge -

2007.3.5(月) - 4.14(土)
Photo Gallery International

清家冨夫

LIGHT ON DUST - Glynde Forge -

2007.3.5(月) - 4.14(土)
Photo Gallery International

  • ©Tomio Seike

清家冨夫はイギリスを拠点に活躍している写真家です。静かで雰囲気のある作風、美しく品格のある印画に定評があります。イギリスでのデビュー作「Zoe」の発表以来、長年に渡り欧米の多くの美術コレクターに支持され続けています。

 

今回紹介する新作「 LIGHT ON DUST – Glynde Forge – 」は、イギリスの南東部に位置するイースト・サセックス州 グラインド村にある鍛冶屋「グラインド・フォージ(Glynde Forge)」を取材したものです。
友人と共にこの昔ながらの営みを続けているこの鍛冶屋を訪れた作者は一目でその独特の雰囲気に魅せられました。そこは薄暗く、道具や金属塊、作られた部品などが雑然と置かれ、それらは全て鍛冶屋の長い歴史を物語るかのように粉塵に覆われています。そこに窓から光が差し込むと粉塵と光は優しく調和し、気色が一変します。作者はそれを静かな眼差しで捉え、静謐な雰囲気にあふれた美しい作品に昇華させています。作者によって捉えられた鍛冶屋の断片を辿っていると、緩やかに過ぎ去っていく時間の流れや、それと共に失われつつある何かを感じさせます。

 

本展ではゼラチンシルバープリントによるモノクロ作品 22点を展示いたします。

清家冨夫〈せいけ とみお〉
1943年生まれ。 独立した後ロンドンに渡り、1974年に帰国してからはファッション雑誌を中心にエディトリアル・フォトの分野で活躍。1985年に最初の発表をした 「ZOE」のシリーズを契機に作家活動に専念し以来作品を制作し発表し続けている。ハミルトンズ・ギャラリー(ロンドン,イギリス)、ウェストン・ギャラリー(カーメル,アメリカ)を中心に個展多数。
主なコレクション:パリ国立図書館、ヨーロッパ写真館(パリ)、ヒューストン美術館(ヒューストン)、サンタバーバラ美術館(カリフォルニア)、サー・エルトン・ジョン・コレクションほか。