栗田紘一郎

静と動

2005.11.17(木) - 12.16(金)
Photo Gallery International

栗田紘一郎

静と動

2005.11.17(木) - 12.16(金)
Photo Gallery International

  • ©Koichiro Kurita

栗田紘一郎は広告写真家として東京をベースに活動していましたが、1983年から風景写真の制作に専念するようになりました。1990年〜92年撮影のためニューヨークに滞在した栗田は、翌93年にニューヨークに移住。以後本格的に作品制作に取り組み、風景をテーマにしたプラチナ・パラジウム・プリント作品をアメリカ、フランス、日本で発表しています。

 

草や木、水、土や岩、空などの自然風景を撮影している栗田は、「自然界を見渡すと、地圏、水圏、気圏の中に主体性を持ってすべての物が存在している様に見える」と語っています。

 

「それぞれの個は必ず他の物との接点があり、陰陽や静動など、自然界のルールに学んだお互いのバランスがその接点に現れる。自然に有る物は賢く、住み分けをして全体の調和を保っていることがわかる。私は写真を撮りながら自然界の賢さに敬意をはらう。」これら自然界の調和において、「静と動」は、重厚でかつ繊細なプラチナ・パラジウム・プリントのもつ独特な描写によって、静謐に表現されています。

 

展覧会では、プラチナ・パラジウム・プリント作品20余点を展示いたします。

栗田紘一郎(くりた こういちろう)
1943年満州・新京市生まれ。関西学院大学卒業(視覚心理学専攻)。1967年広告代理店に所属し広告写真を始める。1970年よりフリーランスとなる。1983年ファインアーツに専念するため八ヶ岳に暗室とスタジオを建て、風景写真の制作を開始。1990-92年アジア・カルチュラル・カウンシルのグランツを受けニューヨークに滞在。撮影を続ける。1993年永住権を得てニューヨークに住む。1996年より本格的にアメリカでの作品制作を開始。プラチナ・パラジウム・プリントを始める。現在ニューヨーク在住。

 

主な個展に、「静動」東京工芸大学(2005年東京)、「Yin/Yang」ジョン・スティーブンソン・ギャラリー (2004年ニューヨーク)、「Nature Landscapes」ギャラリー・カメラ・オブスキュラ(2001年パリ)、「Boundary Water」パストレイズ・フォトギャラリー(2000年横浜)、「Koichiro Kurita Photographs」ウィトキン・ギャラリー(1994年ニューヨーク)、「Recent Landscapes」ローレンス・ミラー・ギャラリー(1991年ニューヨーク)がある。作品はヒューストン美術館(ヒューストン)、ジョージ・イース トマン・ハウス国際写真美術館(ロチェスター)、プリンストン大学美術館(プリンストン)、ハーバード大学フォグ美術館(ボストン)、フランス国立図書館 (パリ)、東京富士美術館(東京)、東京工芸大学(東京)などにコレクションされている。