杉山守

LIFE

2003.3.4(火) - 3.28(金)
Photo Gallery International

杉山守

LIFE

2003.3.4(火) - 3.28(金)
Photo Gallery International

  • ©Mamoru Sugiyama

2001年春に発表した「ポートフォリオ・静物」に引き続き、杉山は身近にある「もの」にレンズを向けています。日常生活の中にあるありふれたものに光があたると、そのもののテクスチャーと陰影とによって、「もの」の存在感が浮き彫りに されます。作者はこれらの「もの」に魅了され、とりわけ「滑り(ぬめり)」の感触に惹かれると言います。

 

これまでの制作活動を振り返り、大学在学中の1975年に発表した「ガラスビン」の逆光が差し込んで溶け出すような「滑り(ぬめり)」に始まり、近年に至っては、何度も塗り直したペンキの滑り、洗面台の滑り、ビニルコードやドアノブ、パイプの滑り、そして植物の滑りなどが対象となっています。

 

そして、作者はありふれたものや日常の風景や道端に落ちているものにさえも、生きていることのリアリティーを見いだしています。それは作者自身のライフそのものであり、写真を撮り続けるうえで『スティルライフ』への興味は、尽きることなく続いています。
光と影に象徴されるモノクローム表現の中で、作者を取り囲んでいる日常的なもの、椅子や自転車、ペットボトル、蛇口、紙袋、植物など諸々なものたちが登場し、杉山守特有の写真世界を創り出しています。

 

本展ではモノクロームプリント作品、40余点を展示いたします。

杉山 守〈すぎやま  まもる〉
1951年 愛知県生まれ。1976年 日本大学芸術学部写真学科卒業。在学中にAPA展特選受賞(1975年)。(株)日本デザインセンター入社。1977年 ニューヨーク近代美術館 パーマネントコレクション。1978年 ADC賞受賞。1979年 準朝日広告賞部門賞。1980年 毎日広告デザイン賞入選、カレンダー展通産大臣賞受賞。1983年 フリーランスとなる。1993年 朝日広告賞 グランプリ受賞、ADC賞受賞。
個展:「A Silent Noon」(1999年5月P.G.I.)、「ポートフォリオ:静物」(2001年3月P.G.I.)