写真・美術評論活動を行ってきた竹内万里子初の単著。日本の写真家ら12名について書かれたテキストと巻頭の書き下ろしテキストを収録、本のデザインは思想を手渡せるような佇まいをイメージし作られており、テキスト内で取り上げられる作品を2点ずつ、カラーで紹介、作品と言葉が大切に紡がれ綴られている。
<目次より>
沈黙とイメージ
他者、距離、イメージ−−鷹野隆大
写真の白、鈴木理策の白
鈴木龍一郎のオデッセイ
Absence−−馬場磨貴
写真という生へ向かって−−志賀理江子
二つの極の間で−−十文字美信
見える傷、見えない傷ーー土門拳『ヒロシマ』と他者の痛苦をめぐって
建築の経験−−鈴木良
ここに、と彼女は言う−−志賀理江子
暗闇が導くもの−−オサム・ジェームス・中川
闇の先へ−−新井卓
Tryadhvan−−古賀絵里子
平木収さんのこと
ルワンダ・ノート
2018年6月28日(木) 一般発売
編集 : 姫野希美
造本設計・デザイン:大西正一
発行:赤々舎
サイズ:A5変型
ページ数:370pages
出版:赤々舎, 2018/06/28年