アートとフェミニズムは少なくない人びとから、よく見えていないのです。
「よく見えていない」とは、見ていて良い気がしない、というのもありますが、
どちらかと言うと、そこにあることはわかっているのだけど、見通しが悪くてその実態がよく見えないということです。
いわば、アートとフェミニズムは、(中略)入門したくてもしにくい「みんなのものではないもの」なのです。
◎ 目次
第1章 アートがわからない
第2章 フェミニズムもわからない
第3章 アートをフェミニズムで読み解く
第4章 フェミニズムをアートで実践する
終 章 アートとフェミニズムをみんなのものに
◎ 著者プロフィール
村上由鶴(むらかみゆづ)
1991年、埼玉県出身。日本大学藝術学部写真学科助手を経て
東京工業大学環境・社会理工学院 社会・人間科学コース博士後期課程在籍。
日本写真芸術専門学校非常勤講師。公益財団法人東京都人権啓発センター非常勤専門員。
共著に『クリティカル・ワード ファッションスタディーズ』(フィルムアート社)。
POPEYE Web「おとといまでのわたしのための写真論」、The Fashion Post「きょうのイメージ文化論」、
幻冬舎plus「現代アートは本当にわからないのか?」を連載中。
写真やアート、ファッションイメージに関する執筆や展覧会の企画を行う。
専門は写真の美学。
出版:光文社
発売日 2023
• 新書 : 272ページ
• 寸法 : 17.2 x 10.6 x 1.2 cm