PGI Summer Show 2020 "COLORS"

2020.7.21(火) - 8.21(金) → 22日(土) 会期延長
夏季休廊 8/13–16(8/11・12は予約の方のみ)
PGI

PGI Summer Show 2020 "COLORS"

2020.7.21(火) - 8.21(金) → 22日(土) 会期延長
夏季休廊 8/13–16(8/11・12は予約の方のみ)
PGI

  • ©Yoshinori Marui

  • ©Richard Misrach

  • ©Kikuji Kawada

  • ©Jan Groover archives

  • ©Estate of Harry Callahan

  • ©NASA

好評につき、PGI Summer Show 2020 “Colors”展は22日(土)まで会期を延長致します。

 

 

美術の歴史において、工業製品の技術の進歩は、表現の可能性の拡大に大きく寄与してきました。

とりわけ、写真は、技術と表現が非常に密接で、技術の変化、革新に、大きく影響を受ける分野です。

1839年にダゲレオタイプが発明されてから昨年で180年。それからおよそ100年後の、1940年代にカラーフィルムが実用化されましたが、保存性や表現性の観点から、作品に用いられることは稀で、写真家が表現の手段としてカラーフィルムを手にしたのは、1970年代のことでした。現在では、デジタルでの撮影や、インクジェットでのプリント制作における保存性もある一定のレベルに達し、多くの写真家がデジタルによる作品の制作、発表を行なっています。

 

レンズを通して世界を見つめ、白と黒の階調で自身の表現を獲得してきた写真家がカラー写真を手にした時、その表現の幅はどのように変化し、また広がったのでしょうか。モノクロの表現よりも如実に「色付きの現実」が印画紙の上に現れることに戸惑った写真家もいたかもしれません。

石元泰博の代表作「桂離宮」は1953/54年に元々モノクロで撮影されましたが、1983年には「桂離宮 空間と形」(岩波書店)としてカラーで撮影した桂離宮(1981年撮影)の作品を発表しています。

本展では、これら桂離宮のカラー作品を中心に、1940年代に撮影されたハリー・キャラハンによる抽象絵画のような美しいカラー作品、NASAによる宇宙空間の記録など、カラー写真による様々な表現をお楽しみいただきます。

 

約40点を展示予定。

出品作家

ハリー・キャラハン    Harry Callahan

ジャン・グルーバー    Jan Groover

濱田祐史    Yuji Hamada

石元泰博    Yasuhiro Ishimoto

川田喜久治    Kikuji Kawada

久保田博二    Hiroji Kubota

圓井義典    Yoshinori Marui

 

 

リチャード・ミズラック    Richard Misrach

オサム・ジェームス・ナカガワ    Osamu James Nakagawa

NASA

オリビア・パーカー    Olivia Parker

エリオット・ポーター    Eliot Porter

澤本玲子    Reiko Sawamoto

コール・ウェストン    Cole Weston

 

 

【営業時間】

  現在営業時間を短縮して営業しております。

  月ー土 11:00 – 18:00