勝倉 崚太

おはよう日本

P.G.I. 10 Days Exhibition -- vol. 22

2009.8.26(水) - 9.5(土)
Photo Gallery International

勝倉 崚太

おはよう日本

P.G.I. 10 Days Exhibition -- vol. 22

2009.8.26(水) - 9.5(土)
Photo Gallery International

  • ©Ryota Katsukura

  • ©Ryota Katsukura

  • ©Ryota Katsukura

  • ©Ryota Katsukura

  • ©Ryota Katsukura

  • ©Ryota Katsukura

P.G.I. 10 Days Exhibition と題するこのシリーズでは、若手や新人、中堅の写真家、あるいはポートフォリオ作品などを紹介する企画展で、テーマのみならず表現方法や展示方法など個性的な作品を発表するものです。

 

作者は、自分の国の歴史を知りたいという気持ちから、日本の文化や歴史を辿り写真を撮り続けています。
1850年代にエリファレット・ブラウン・ジュニア(Eliphalet Brown Jr. 1816-1886)が撮影した「黒船ペリー」の肖像画を見た時に、ペリーが纏う海軍の軍服に並んだ10数個のボタンの一つが取れかけていて、他のボタンと角度が違うためにそれだけが光に反射して見えとても目立っているのに気づいた作者は、なぜブラウン・ジュニアがそれに気づかなかったのか、ペリーに恐れをなして言えなかっただけなのか、と憶測を巡らせています。
物事を漠然と見るのではなく、自分自身がどう思うのか、という角度から、現代の日本に残る歴史の名残を訪ね、自らの視点でそれらを写す勝倉の写真は、まるで「お土産」のようでもあり、それを見た我々は新たな発見に出会うでしょう。
「自分という一人の人間が見た、偏った『日本』の一部ではあるが、これらの写真を見た人たちが『日本』についてどう思うのかがとても興味があります。」と作者は語っています。

 

カラー作品、約40余点を展示。

勝倉 崚太(かつくら  りょうた) 
1977年 東京都出身
2000年 東京工芸大学芸術学部写真学科卒業
2002年 東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻卒業

 

写真展
2001年 個展「東京音頭」(新宿ニコンサロン, 東京)
2001年 フォックスタルボット賞入賞作品展(写大ギャラリー, 東京)
2002年 個展「東京音頭」(大阪ニコンサロン, 大阪)
2002年 グループ展「細江英公と若い仲間たち」(スパンアートギャラリー, 東京)
2002年 グループ展「細江英公と若い仲間たち2」(スパンアートギャラリー, 東京)

 

コレクション
清里フォトアートミュージアムに「東京音頭」収蔵

 

 

PGI Exhibitions

2013年 ニッポン小唄

2009

「おはよう日本  P.G.I. 10 Days Exhibition — vol. 22」