講演会
本企画では女性映画監督と女性写真家にスポットライトを当て、彼らの作品を通じ、現代の日本社会における女性の立場について理解を深めます。
本講演会では、マーク・フュステル氏(日本写真専門家、キュレーター、編集者)をモデレーター、潮田登久子氏(写真家)、片山真理氏(写真家)を対話者に迎え、自身の作品や作品への想いについて語っていただきます。
日時:2024年11月8日(金) 19時〜 (2時間)
場所:パリ・日本文化会館 小ホール(地上階)
言語:フランス語、日本語(逐次通訳付き)
無料 予約制 下記よりご予約ください。
https://mcj.shop.secutix.com/selection/event/date?productId=10229250281162&lang=en
マーク・フュステル
キュレーター、作家、編集者、日本の写真専門家。The Eyes、Foam、IMA、Tempuraなどの出版物に定期的に写真やフォトブックについて執筆。編集者および翻訳者としても、Flammarion、Hazan、Lafayette Anticipations、ピノー・コレクション、国立美術館連合(RMN)、Editions Dilecta等とのコラボレーションがある。
潮田 登久子
東京都生まれ。1963年、桑沢デザイン研究所リビングデザイン研究科写真専攻卒業。同研究所で写真家・大辻清司の指導を受け、写真家の道に進む。1966年から1978年まで桑沢デザイン研究所及び東京造形大学で写真の講師を務める。1975年頃よりフリーランスの写真家として活動を始める。代表作にさまざまな家庭の冷蔵庫を撮影した『冷蔵庫/ICE BOX』、書架に在る書籍を主題とした『本の景色/BIBLIOTHECA』などがある。2018年に土門拳賞、日本写真協会作家賞、東川賞国内作家賞、2019年に桑沢特別賞受賞。2022年、写真集「マイハズバンド」がParis Photo–Aperture PhotoBook Awards、審査員特別賞受賞。
片山 真理
1987年、埼玉生まれ、群馬県育ち。
片山の活動の核心は、自身の身体の中で日々を生きることであり、その身体を生きた彫刻、マネキン、そして社会を映し出すレンズとして使っている。手縫い・手作りのオブジェと写真の組み合わせは「自然、人工、正しさ」といった社会の規範的な考えを映し出し、それに挑戦する作品を作り続けてきた。制作の他に『選択の自由』を掲げたアートプロジェクト「ハイヒールプロジェクト」を開始し、義足用の特注ハイヒールを装着し歌手、モデル、講演会など多岐に渡り活動している。
2024年11月2日からパリのGALERIE SUZANNE TARASIEVEにて個展を開催予定。