川田喜久治 新刊写真集「地図 マケット版」

2021年11月下旬入荷済
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川田喜久治 新刊写真集「地図 マケット版」

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「川田喜久治  地図  マケット版」

 

川田喜久治 新刊写真集「地図」のご案内です。

1965年に刊行された川田喜久治の初めての写真集「地図」。全ページ観音開きのこの写真集とはデザインの違う二分冊の本、[マケット]があるのをご存知でしょうか。デザイナー杉浦康平と共にデザインし、川田喜久治がCHペーパーと糊で手作りしたこのマケットは、2001年に川田の手から離れニューヨーク公共図書館(NYPL)に収蔵されましたが、この度「CHIZU [MAQUETTE EDITION]」として、MACK / NYPLから発刊されることになりました。

 

二分冊のマケットを完全に再現するとともに、ジョシュア・チュアン(Joshua Chuang / ニューヨーク公共図書館ウォラック記念アート部門アソシエート・ディレクター)とヒントン実結枝(アート・リサーチャー)による研究論文と、初版本の写真集『地図』の制作をめぐる川田へのインタビューが掲載された冊子が入ります。

 

オンラインストア、店頭にて販売中です。

 

 


日本人写真家、川田喜久治の作品集。日本写真史の金字塔として名高い川田喜久治の写真集『地図』。著名なグラフィックデザイナー杉浦康平の装丁によるこの写真集は、1965年の刊行以来、2005年と2014年に復刻版が出版されている。2001年秋には、ニューヨーク公共図書館が、極めて貴重な『地図』の構想模型(マケット)を収蔵している。マケットは川田の手製であり、写真集とほぼ同じ作品が収録されているが、イメージのトリミングや階調、向きなどにバリエーションがある。より大きな違いは、二分冊の装丁であり、サイズも出版本の2倍近くある。写真のページには、ごく薄い、複写用の印画紙が使われ、写真同士が貼り合わされている。出版本にある観音開きのページを開いていく形式とは異なり、どれも断ち切りの激しいイメージが連続して現れる。本書は、この2冊本のマケットの精緻な復元であり、ジョシュア・チュアン(Joshua Chuang / ニューヨーク公共図書館ウォラック記念アート部門アソシエート・ディレクター)とヒントン実結枝(アート・リサーチャー)による研究論文に加え、初版本の写真集『地図』の制作をめぐる川田自身の詳細なインタビューを藤森愛実の和訳による日英併記で収録している。
ハードカバー2冊と冊子1部がスリップケースに入っています。

 

272ページ
197x299mm

 

サインなし 18,700円(税込)
サインプレート付き 22,000円(税込)