Material Meetup TOKYO
「言葉から成り立つ 新しい写真のゆくえ」
2023年7月28日 (金)
19:00–20:50
無料(ワンドリンクオーダー制)
テーマは「写真×画像生成AI」
vol.14となる今回のタイトルは、「言葉から成り立つ 新しい写真のゆくえ」と題してトークイベントと関連展示を行います。
約200年前に発明された写真の技術は、近年目覚ましい技術の発展により、物質であるフィルムから、電気信号であるデジタルへ、記録媒体としての変貌を遂げています。
また一口に写真といっても、記録を目的としたもの、家族の思い出などの記憶を記録することなど、在り方は様々です。今日までに多数の写真がメディアとして、皆さんの目に触れていることでしょう。
昨今ではAIによる画像生成技術も広まり始めており、AIが人間の求めるイメージや言語に呼応して、バーチャル空間に点在した写真やそのほかの画像を組み合わせた、新しい表現が創出し始めています。
かつて絵画が写真の登場によって存在を危ぶまれたように、写真もまた急速に進展するデジタル技術やAIの技術によって、表現の場を奪われるかもしれない…そんな声も聞こえる中、人間が生み出す写真や表現方法はどのように変容していくのでしょうか。
そのような、写真をはじめとして様々な表現方法が技術の登場によってゆらぐ中、そのゆらぎを活用した写真表現を研究し活動する方々がいます。
今回のトークイベントでは、2023年1月に小説『海は地下室に眠る』を刊行し写真家・小説家として、作品を制作し続ける清水裕貴氏、画像生成AIを用いて新たなメディアアートを生み出している赤羽佑樹氏×新見知哉氏のアートユニットをゲストに迎えます。
私たちのイメージや言語をもとに写真や画像が生成される過程に、人間と人工知能にどのような差があるのか?
表現の手段であった写真が、全く異なる手段や表現方法に成り変わる時、写真の役割はどのような言語や手段に置き換えられるのか?
トークイベント中にも、実際の画像生成AIを使ってプロトタイプ制作を行った後、トークセッションを通して新しい写真の役割や価値を考えていきます。
ー 写真家・小説家ー 清水 裕貴氏
ーアーティストユニットー 赤羽 佑樹氏×新見 知哉氏
Material Meetup TOKYOとは
「素材」をテーマにものづくりに携わるメーカー、職人、クリエイターが集まるミートアップ。
新しい領域でのニーズや可能性を探している、「素材を開発する」人
オンリーワンの加工技術をもつ、「素材を加工する」人
持続可能な社会を目指して、「素材を研究する」人
機能や質感、意匠性など、複合的なデザインを行ううえで様々なマテリアルを求めている、「素材からデザインする」人
… そんな人々が「デザインとテクノロジー」そして「社会とマテリアル」の観点から、業界の垣根を超えてオープンに交流し、新たなプロジェクトの発火点をつくりだす機会を、MTRL というプラットフォームを舞台に継続的に開催しています。