ハリー・キャラハン

(1912 - 1999)
アメリカ

1912年、ミシガン州デトロイトに生まれる。20世紀アメリカを代表する写真家の一人。1938年頃から独学で写真を学ぶ。1941年にアンセル・アダムスの講演会に参加し、強い影響を受け本格的に写真を始める。1942年にニューヨークでスティーグリッツと会い、エレノアや娘を捉えた家族のポートレイトシリーズを撮る契機を得る。
1946年、モホリ=ナジ・ラースローの主催するシカゴ・デザイン研究所に招かれ教授になる。1961年からはロード・アイランド・スクール・オブ・デザインで教鞭をとる。
シカゴの都市風景を捉えたシリーズや、草や木、海岸など自然のディテールを強調したシリーズなど数多くの作品を生み出す。日常的な風景や人をパーソナルな視点で捉えた写真でありながら、簡潔で洗練された表現となっている。
メトロポリタン美術館をはじめ、ハイ美術館、シカゴ美術館など多くの美術館に作品が収蔵されている。
作品はアリゾナ大学センター・フォー・クリエイティブ・フォトグラフィーで保存管理されている。

 

PGI Exhibitions

1999年 「50 Photographs」
1997年 「Harry Callahan Photographs」
1995年 「Color」
1979年 「Harry Callahan / Aaron Siskind」